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[書評]SAMURAI佐藤可士和のつくり方
「SAMURAI佐藤可士和のつくり方」というタイトルを見て、初めは佐藤可士和さんの作品集的な本かな?と思った。
でも、著者が佐藤悦子とあるので、佐藤可士和さんのお母さんが佐藤可士和さんの子育て方法について書いた本なのかな?と思いつつ、そんな経緯で手に取った本でした。

実際のところは、佐藤可士和というアートディレクターおよびSAMURAIというクリエイティブスタジオをここまで作り上げてきたセルフブランディング的な広報および内部の体質改善などを語った本。著者はクリエイティブスタジオSAMURAIのマネージャーであり、佐藤可士和さんの奥さま。

で、「佐藤可士和って誰?」という人のために、軽く紹介をしておくと、
○SMAPのアルバムジャケットを作った人
○ふじようちえんの園舎から制服、広報物までのトータルデザインをした人
○DOCOMOのF702iD(外側にグリーンの文字が見える携帯)をデザインした人
○最近のユニクロのコーポレートブランディングを何かと手掛けている人
(ユニクロの復活はおそらく佐藤さんの手腕にかかるところが大きいと思う)
などなど、他にも確か発泡酒のデザインだったり、スーツ屋さんの店内デザインだったりと、グラフィックデザインからスタートして、プロダクトデザイン、空間デザイン、ブランディングを含めたコーポレートデザインなどなど、さまざまなデザイン分野に大きな影響を与えているアートディレクターなのです。

そんな佐藤可士和さんのつくり方が書かれているのがこの本。

書かれている内容としては、打ち合わせの時間や納期に遅れないためのスケジュール管理だったり、アートや新しい場所やモノに触れるなどのインプットすることの大切さだったり、常に100%の仕事ができるための体調管理など、仕事観に関すること。佐藤可士和という存在を正確に伝えていくためのメディア露出の話。実際のプロジェクト例を紹介しながら、佐藤可士和はどんな仕事をするのか?すべき仕事とすべきでない仕事の境界線などなど・・・。

ひとつひとつの話はそんなに特別な話ではなかったりするのだけれども、読み通した時に感じるのは、これらの仕事に取り組む姿勢への一貫性的なもの。

その一貫性を支えるのが、佐藤悦子さんが佐藤可士和さんとともに考え築き上げてきた「佐藤可士和らしさ」であり、「佐藤可士和の定義」だったり、世間の人にこのように捉えて欲しいと考える「佐藤可士和像」だったりする。
そして、この一貫性があるために、「佐藤可士和というイメージ」は他人から見てもブレることがない。
だから、依頼される仕事は「佐藤可士和らしい」案件が多くなるし、そういった案件を確実に遂行していくことが、さらに「佐藤可士和らしさ」を強化していく。。。

これって、まさに正しいブランディングのあり方だと思う。

あと、SAMURAI事務所の変遷(写真入)も非常に面白かったです。

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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:日記

【2008/02/16 11:52】 | 書評 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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