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[書評]広告書籍の古典「あたりまえのアダムス」
広告関連の古典的な書籍には、けっこう面白いものが多いように思う。
今回読んだのは「あたりまえのアダムス(人生で成功するために必要なこと」。
アメリカでは1916年に発行されてベストセラーになったとのことですが、1916年は大正5年。
第一次世界大戦の真っ只中という時代。
「あたりまえのアダムス」はそんな頃に書かれた本です。

書かれている内容はというと、前半はアダムスが考えたあたりまえの広告施策のエピソードを紹介している。
例えば、食料品店で売られているケーキのキャンペーンとして、
●毎日食料品店で試食できるようにしたこと
●食欲をそそるカラー写真のポスターを作ったこと
●緑色のパッケージをやめ、ケーキと同じ茶色のパッケージに変えたこと

その他にも、
●モデルの全身写真を使っていた帽子の広告で、バスとアップのクローズアップに変えて、帽子を大きく見せた


これだけ書いてもあまり伝わらないなと思いますが、こんな風に、後から聞くと「あたりまえ」に感じるほどに自然でかつ効果のあるアイディアを打ち出してくるアダムスのお話なのです。


そのアイディアが「あたりまえ」かどうかを試すテスト法としては

●それは単純か?
あたりまえのことは、ほとんど常にシンプルです。あまりにもシンプルなので、ときには大勢の人がそれを目にしていながら、しかし見ていないということさえあります。だとすれば、もしあるアイデアがいかにも賢げだったり、独創的だったり、複雑だったりするようなら、それを疑ってみることです。

●それは人間の本性に反していないか?
もし地部のアイデアを人々に~母親に、妻に、兄弟に、姉妹に、従兄弟に、隣人に、同僚に、・・・・~わかってもらえると確信できなければ、そして彼らに自信を持って話せなければ、それはおそらく「あたりまえ」ではないでしょう。

●短く簡潔に書くことができるか?
アイデアや計画の概要を紙に書き出してみれば、弱みや複雑さが浮き彫りになります。ときには、そうすることによって、自分の考え方のどこがいけないのかがわかり、単純であたりまえの解決法が見つかることがあります。紙に書き出すことは、自分には何がわかっていて、何がわかっていないかを、はっきりさせてくれるのです!

●人の気持ちを動かすか?
アイデアを話したり、問題の解決法を説明したり、あるいは計画を披露したときに、人々が「どうしていままでそれを考えつかなかったんだろう?」と言えば、良い兆しです。あたりまのアイデアは、こうしたメンタルな反応を引き起こし、人の気持ちを動かすものだからです。

●機は熟しているか?
それ自体は確かに「あたりまえ」でも、明らかに機を逸したアイデアや計画が少なくありません。タイムリーさを考えることは、アイデアや計画それ自体と同じほど重要なことです。

※本文より一部抜粋

そして、最後に書かれている「あたりまえのことを発見する5つの方法」。
これは、企画を考える時などに、憶えておくと良さそう。

1.最も単純な方法は何か?
これまで蓄積されてきたアイデア、慣行、方法、テクニック、伝統などを剥ぎ取って、何の既成概念にもとらわれずに考えてみる。
計画やプロジェクトの構成要素を、すべて1枚の紙に書き出して、それぞれの構成要素が必要かを問い直す。
こうして、不必要な部分を削ぎ落として、必要な要素だけにした上で、ゼロから考え始める。

2.逆転させたらどうなるか?
あるやり方が何年も続けられているなら、それに疑問の目を向け、別の方法(逆の方法)を考えてみる。
順序を入れ替えたり、優先順位を入れ替えたり、要素を入れ替えてみたり・・・。

3.人々の反応を調べられないか?
会議の場や、頭の中だけで考えて決めてしまわずに、実際のユーザーに使ってもらい、味わってもらう。

4.誰も手をつけていない機会がないか?
「誰も手をつけようとしていない、あたりまえのことに目を向けろ」
(難しいね・・・)
まず物事を手元に引き寄せてじっくり調べ、何か改良できる点はないかと探します。そして今度は距離を置いてその全体をながめ、同じ目的を果たすためにまったく違うやり方、より単純で、効果的で、経済的な方法はないかと考えるのです。

5.その状況に固有の特別なニーズは何か?
状況そのものが物事のあるべき細部を規定したり、特別な~そして見過ごされている~改良の機械をもたらすことは、少なくありません。
その場払いシステム、均一価格店、ガソリンスタンドの清潔なトイレ、インク漏れのないボールペン、皺にならない合成繊維などは、すべて「創造的あたりまえ」の産物。
これらは、それまで人々が訴えていなかったニーズを満たしたのです。
世の中には、表明されることもなく、気づかれてさえいない、たくさんのニーズが潜んでいます。それらは、あたりまえのことに誰かが気づき、毎日の問題を解決してくれるのを待っているのです。

※一部抜粋、かなり編集・意訳

面白い本だし、タメになる本だと思うのだけど、それを表現できない自分が情けない・・・。
1000円で、読みやすい文章、適度な薄さの良い本ですよ!っと。

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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:日記

【2009/01/17 03:54】 | 書評 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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