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[書評]戦略「脳」を鍛える 御立尚資
この1年ほどはお勉強のためにと、コンサルタントの方が書いた「戦略」関連の本を10~20冊ほど読んだ。
これらの本を読んで勉強になったところは、フレームワークを使って事象を整理し、問題点を洗い出し、抽出する手法。

でも、これらの詠んだ本の中には「課題発見」「課題解決」という言葉が含まれた本が多かったが、問題発見や問題整理のやり方については勉強になる本が多かったが、「問題解決」になると勉強になった!という本はわりあい少なかったように思う。

そんな中で、「戦略「脳」を鍛える」では、

「勝てる戦略」をつくるためにはアカデミックな勉強だけでなく、「ある種の『頭の使い方』を身につける訓練が不可欠」


と考え、インサイト(Insight)と呼んでいる

「引用戦略論という定石を当然知ったうえで、新たな戦い方をつくり上げる『プラスアルファの能力』


を身につけることの大事さと、身につける方法を紹介くれている。

インサイト(Insight)の身につけ方としては
第2章 思考の「スピード」を上げる
第3章 三種類のレンズで発想力を身につける
第4章 インサイトを生み出す「頭の使い方」を体験する
で、わかりやすく紹介されている。

「第2章 思考の「スピード」を上げる」で、紹介されていることは、

公式 
スピード=(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング


この中で自分に響いたのは過去の事例や戦略論の定説となっているようなことを「パターン認識」しておくことの大事さだった。
WS000010.jpg

こういったパターンを学習・認識しておくことで、目の前にある事象をパターにザザザッと当てはめて検討してを繰り返すことで、素早く状況認識ができると思うし、これは是非試してみたいと思った。

「第3章 三種類のレンズで発想力を身につける」で紹介されていることは、ユニークな戦略を具現化するために必要な「モノの見方」であり、これを「レンズ」と呼んで下記の9つの「レンズ」を紹介している。
WS000009.jpg

そして、「第4章 インサイトを生み出す「頭の使い方」を体験する」では、パターン認識とレンズによって得られたインサイトをもとに戦略構築する方法を紹介している。
著者の公式でいうとこういうことらしい。

ユニークな戦略=定石+インサイト
       =定石+(スピード+レンズ)
       =戦略のエッセンス
         +(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング
         +(“拡散”レンズ+“フォーカス”レンズ+“ヒネリ”レンズ)



この公式を実際に活かすと、例えばこんなステップで進めることになるらしい。

ステップ1 仮説のタネをつくるためにデータ収集
ステップ2 シャドウボクシングで仮説を進化させる
ステップ3 「アナロジー」、そして「ユーザーになりきる」
ステップ4 競合優位をどこで獲得するのか
ステップ5 顧客のロイヤリティを獲得する
ステップ6 戦略の全体像をまとめる



「戦略「脳」を鍛える」で紹介されているこの思考法は、ビジネスコンサル分野だけでなく、プロモーションを考える際にも非常に使える。
過去事例や勝ちパターンなどの定石とプロモーション対象となる商品やサービスを頭に描きつつ、様々なレンズを活用してアイディアを沸き立たせていく。。。

そのためには、もっといろんなプロモーション手法や過去事例を整理・パターン分けした状態で頭に(ノートにの方がいいか)インプットしておかなくては。。。


こっちはまだ読んでないけど、この人の本ならわかりやすそうだし、読んでみるか。
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【2008/08/29 12:23】 | 書評 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
[書評]日本という方法 松岡正剛 著
小飼弾さんブログを読んで、読みたい読みたい!読まなきゃ読まなきゃと思いながらようやく読めた本。

「日本という方法」という言葉の意味を性格に説明しようとすると、この本を読んでもらった方が確実に早いのですが、簡単に乱暴に説明すると、
日本人の考え方、日本という国の成り立ち方のことで、この本はそんな「日本という方法」を日本の歴史を紐解き、日本について考えた哲学家や作家を辿りながら説明してくれる本。

まずは序章的な第1章の「日本を一途で多様な国」として説明されるところから引き込まれる。
「日本はその本来の様相が多様」なのであり、「古来より、日本は一義的ではなく多義的」だったこと。
「こういう多義性や多様性はふつうに考えると、そのままでは混乱を招いたり、弱体になりすぎて他国の侵略を受けたり、どこかの属国になりかねない」。
この多義性や多様性がありながら、日本というひとつの独立した国としてまとまり、現在にまで至ることができた理由や方法などが次から次へと解き明かされていく。

例えば、
日本は中国の文字であった漢字を使って(借りて)、日本で育まれた物語を記録しようと万葉仮名という方法を発明したり、さらには平仮名/片仮名という独自の文字を作り出す。こうして、中国という外国の方法論や文化を借りてきて日本を考えたり、表現したり、制度化したりしていったこと。

徳川幕府の正当性を中国(当時は明)に認められた天皇家に認められた徳川将軍家として考えていたところを、明が滅びてしまったことから、日本という国をどう捉えるか?が考え出されたこと。

第二次世界大戦へと入り込んでしまったターニングポイントはどこなのか?など、

古代から現在に至る歴史を振り返りつつ(この歴史事実の確認だけでも新たな知識はたくさん得られた)、「日本という方法」が構想され・検証され・組み立てられていく。

一度読んだだけでは、すべてを理解したとはいえないけど、この本を読んだことで、すごくイビツで尖った異物を身体の中に取り込んだような感覚が得られている。
あとは、この異物を自分なりに消化して、自分のものとして得たいと思う。
そのためには、時々読み返さないと難しそうだけど。

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【2008/08/24 02:44】 | 書評 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
[書評]ひとつ上のチーム。 眞木準 編 &近況報告
すっかり間が空いてしまいました。
ほぼ1ヶ月ほどのご無沙汰です。

空いてしまった訳ということでもないのですが、職場および職務内容が変化しました。
5月まではコンサルティング事務所(ネットに関連した案件が多かった)にて、コンサルタント職を務めていましたが、8月より広告制作会社にてWebプロデューサーとして勤務しています。

だからというわけでもないような、だからというわけでもあるような、広告に関連した書籍の紹介です。

眞木準さんといえば、博報堂出身のコピーライターさんで、Wikipediaによると、下記のようなコピーを作られた方。

トースト娘ができあがる。(全日空)
こんばん和。(サントリー・膳)
ネクタイ労働は甘くない。(伊勢丹)
恋が着せ、愛が脱がせる。(伊勢丹)
恋を何年、休んでますか。(伊勢丹)
恋さえあれば、愛などいらない。(三陽商会・バーバリー)
就職は、結婚ではなく、恋愛です。(三陽商会・バーバリー)

こうしてみると、Wikipediaにも書かれてましたが、駄洒落が多いですね。
そして、伊勢丹や三陽商会なんかの女性ターゲットの広告が多いからか、恋や愛といった言葉もよく使われていますね。僕にはなかなか書けない類のコピーです(もちろん力が全然違いますが)。

そんなコピーライターの眞木準さんは広告制作について、一流の広告制作者が自分のやり方や考え方を述べる「ひとつ上の~」シリーズのエディターでもある。
そして、今回紹介する「ひとつ上のチーム。」はこのシリーズの最新刊(だと思う)。

この本の冒頭にはこのようなことが書かれている。
最近の日本では没個性的な旧来の「組織」ではなく、個人個人の個性を活かした「個織」が必要とされているらしい。そして、この「個織」については、デザイナー・コピーライター・カメラマンなどなど、それぞれが違う役割と個性を持った人々が集まることによって作られる広告界のクリエイティブチームには一日の長があると。

「広告界のクリエイティブチーム」というにはおこがましいけど、僕も以前はそんな仕事環境にいた。
でも、ここ数年(といっても7年ぐらいか)はもっとこじんまりした環境の中で仕事をすることが多かった。
メンバーが多い時の仕事でも、デザイナー+コーダー+システムエンジニア+プログラマーと書くと、そうかそんなにこじんまりした仕事ばかりやっていたわけではないのだなとも思うけど、それでもWebサイトを作るチームでしかなかった。
これからの仕事では、何かのプロモーションのためにグラフィック・イベント・Webサイト・プレミアム・営業などの異能が集まったチームが作られるし、各役割の中でもチームが組まれ、多重構造で成り立ったチームになる。

久しぶり、かつ、これまで経験している以上のチームに入っていくために読んだ本がこの本。
あぁ、やっぱり意図的にこの本を読もうと思ったんだ。

この本では18人のクリエイターが、ぞれぞれのチーム論を語っているのだけれども、この本を読んで僕に残っているものは大きくこの3つ。

●日本人はチームプレーが苦手。そして、自分自身は人並み以上にチームプレーが苦手だという意識を持ってチームに参加しなきゃ
●違う意見、違う個性をぶつけ合うからこそ、チーム制作の良さが活かされる。自分の考えだけを通そうとするのなら、自分だけで考えた上で制作依頼をすればいい
●いいアイディアを考え出すことも大事だけど、アイディアを元にチーム制作の完成度を高めていくことが非常に大事

自分にとってチームを作り出したり、参加したりする際にはこの3つを肝に銘じておこうと思った。




下記の3冊はまだ読んでないけど、読みたい本。

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【2008/08/24 02:03】 | 書評 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
[書評]大人の宿題 発想以前の発想法! 山名宏和著
アイディアを練りだせる頭と発想のトレーニングがたくさん、本当にたくさん紹介されている本。

構成として、頭の作り方から発想法へと章立てされており、
第1章 新しい見方を手に入れる
第2章 価値観を広げる
第3章 アイデアの種を見つける
第4章 想像力のサビを落とす
と分れている。

第1章の「新しい見方」の手に入れ方としては、見方=視点のずらし方がいろいろ紹介されている。
アップだけでなくズームアップして俯瞰してみる、異性の視点で見る、外国人の視点で見る、動物や物などの「何かの気持ち」になってみる(サムシングインサイト)、いつもと違う(非日常的な)行動を起こして視点を変えてみる、などの手法を紹介している。

第2章では「価値観を広げる」方法として、
○「そういうものだ」と簡単に納得しない
○余計な部分、見て欲しくない部分も見てみる
○机上だけで考えずに、実際の場でのイメージを考える
などのほか、弱点を個性に武器にする、心に引っかかる違和感を意識するなど。

第3章ではアイデアの種をみつけるとして、
○電車などでの会話に聞き耳を立てる
○知らず知らずやっている無自覚な行為を意識する
○欲望や希望を細分化してみる
○あるべきスタイルを変えてみる
○選択の不自由を解消してみる
などの手法が紹介している。

第4章では想像力のサビを落とす方法として
○アイデアのさらに一歩先を考える
○答えを知りたくなるような疑問を作る
○普段、見つけた気になることをクイズ化して答えを考えてみる
○自分の仕事に対して、言いたい放題文句を言ってみる
○自分で作り出した造語を覚えておく

など、このような発想法が紹介されている。

普段、マーケティングや企画立案の本などを読んでいると、情報分析の方法や課題の見つけ方については詳細に書かれているが、課題解決のためのプランニングについては大まかな方法しか書かれていないことが多い。そして、このプランニングには完全な方法論などなく、考える力をつけるしかないのではないか?と自分は考えている。

そして、本書はそんな考える力を身につけるためのトレーニング本なんだと思う。

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【2008/08/02 09:47】 | 書評 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
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